ゴルフで70台を目指す人におすすめしたい、ウェッジ選びとウェッジのセッティング

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こんにちは、ぱるです。

ゴルフで70台を目指している方は、アマチュアの世界では既に中級者、上級者の部類になってくるのではないでしょうか。

今回はそんな方たち向けに、僕が80を切るにあたってやって良かったなと思ったことを1つ紹介したいと思います!

早速結論からお伝えします。

それは、ウェッジ3本体制のクラブセッティングにして、バンスを使い分けるです。

これだけでは伝わらないと思いますので、詳しく見ていきましょう。

目次

バンスとは

バンスとはゴルフクラブ、特にウェッジにおけるここの部分にある膨らみのことを指します。

このバンスの膨らみ具合の大きさを表すのがバンス角で、最近は多くのウェッジでこの角度が記載されています。

クラブを正面からみたおなじみの絵を書いてみました。(見やすいようにだいぶバンスを誇張しています笑)

日本のサイトでバンス角について調べるとほとんどがこの絵の部分で説明されています。

補足ですが、リーディングエッジはクラブの先端、トレーリングエッジはクラブの最下点です。シャフトの傾きで最下点が変わってしまうのですが、正面から見てシャフトが表示地面と垂直にした時の最下点がトレーリングエッジになります。

この赤で囲まれたクラブの部分がバンスですバンスがどの部分であるかがわかりやすいですね。

一方で面白いことに、アメリカやイギリスのサイトでバンス角について調べるとほとんどが以下の部分で説明されています。

平行線の錯角にあたるため、角度は変わりません。

バンスを世間に広めたボーケイデザインの公式ページでも、リーディングエッジとクラブ最下点であるトレーリングエッジが構成する角度、としか書いてないのでどちらの解釈も間違っていないと思います。

ただし海外のサイトを見ていくと必ず以下のような説明がついてきます。

バンス角が大きいほど、リーディングエッジが地面から離れることになる。

前者の絵はバンスがどこかが想像しやすいです。ゴルフクラブを作る人目線だと思います。一方後者の絵は、バンスの役割やどう使えばよいかが想像しやすく、ゴルフクラブを使う人目線だと思います。

ざっとバンスについて話して来ましたので、次はその役割について見ていこうと思います。

バンスの役割

バンスは英語で書くとbounceで、跳ねるという意味を持っています。

この言葉の通り、クラブのリーディングエッジと地面との距離を作ることにより、地面に突き刺さるの(チャックリ)を防いでくれる緩衝材的な役割を担っています。

バンスを活かせれば、グリーン周りの辛いシチュエーションでもプレーヤーを助けてくれるのです。

アプローチでダフったとしても、地面に刺さらず抜けてくれますし、柔らかいバンカーでもクラブが潜ってしまうことを防いでくれます。ラフなどでボールが浮いていても、下をくぐり抜けちゃわずに済むのです。

Bounce is your friend

Bob Vokey

これはゴルフクラブメーカーのタイトリストで世界的に有名なウェッジブランド、ボーケイデザインを築いたマスタークラフトマン、ボブ・ボーケイの言葉です。

バンスは友達ですので、特にウェッジを扱うときはバンスの存在を忘れずにしっかりと活かしてあげましょう!

バンスの種類

バンスが大切なのはわかってきましたので、ここからはバンスの種類について見ていきましょう

バンス角はおおよそ4°から14°に設定されています。そして、バンスはこの角度によって3種類に分類できます。

ローバンス

バンス角が小さいものを指します。定義に多少の差はありますが、ボーケイデザインでは4°から6°とされています。

バンスがあまりないのでリーディングエッジと地面との距離が近くなります。

ボブ・ボーケイもローバンスは硬いライに強いよ言うように、硬いバンカーや、芝が短い、薄いライなどから打つときや、クラブフェースを開く際はローバンスのウェッジが有効だったりします。

フェースは閉じたり立てると使えるバンスが減りますが、逆に開いたり寝かせたりするとバンスがより効いてきます。

ロブショットなどを打つ際はバンスが効いてきますので、もとからバンスがあると効きすぎちゃうんです。

ミドルバンス

バンス角が7°から10°のものを指します。

スクエアでオーソドクスなスイングで、フェアウェイなどのきれいなライから打つ際に丁度良い角度で、汎用性の高いバンス角です。

練習場やクラブフィッティングの綺麗なライでは一番打ちやすいと感じるかもしれません。

ハイバンス

ボーケイデザインの定義では、バンス角が10°より大きいウェッジをハイバンスウェッジとしています。

柔らかい砂のバンカー、フカフカの芝の上、ラフなどでボールが浮いているライの時など、バンスを最大限に活かしたいときに最適のウェッジです。

フェースを開くとバンスが効きすぎてしまう可能性がありますが、クラブを閉じがちの人や、クラブが立ってリーディングエッジから入りがちの人にはもってこいです。

ウェッジのセッティング

お待たせしました、ついに本題です!

ここまでを踏まえて、ウェッジの組み合わせはどうすればよいのか、迷ってしまう人も多いでしょう。

もし迷っている方がいましたら是非参考にしてみてください。

またもやボブ・ボーケイの言葉の引用ですが、おすすめは56°のハイバンスのウェッジを軸にセッティングを考える方法です。

ここから間を4°は開けてウェッジをセッティングします。硬いライやロブショットに対応できるようローバンスのロブウェッジも追加します。

結果以下のようなセッティングになります。

  • 60°のローバンスウェッジ
  • 56°のハイバンスウェッジ
  • 52°のミドルバンスウェッジ

僕もこのような構成にして、柔らかいバンカーやライからは56°、硬いライやロブショットは60°と使い分けることができるようになり、アプローチの引き出しが大幅に増えました。

現在PGAツアーでももっともポピュラーな構成で、コリン・モリカワ、トミー・フリートウッド、ローリー・マキロイ、松山英樹もこの3つを多用しております。48°のウェッジをもう一本入れていたりもします。

おすすめのウェッジ

最後におすすめのウェッジを少しだけ紹介しますので、是非参考にしてみてください!

ロブウェッジ

まずはロフト角が60度のロブウェッジです。

タイトリスト ボーケイデザインシリーズ

何度も話題に上がったボーケイデザインのウェッジです。バンス角やグラインドの種類が豊富で、プロでももっとも使われているウェッジです。

純正で一番バンス角を抑えられるのがこちらのウェッジです。ロフト角60度のバンス角4°が超ローバンスのロブウェッジですね。

テイラーメイド ミルグラインドシリーズ

タイガー・ウッズやコリン・モリカワも使用してしているテイラーメイドのウェッジです。

打感の柔らかさと、打球の乗りが素晴らしいウェッジです。バンス角はローバンスモデルでも少し大きめですね。

キャロウェイ JAWSシリーズ

石川遼プロや、アプローチの神と言われている伊澤秀憲プロが愛用しているウェッジです。

抜けがよくてスピンがよく掛かる名器です。60Zがローバンスモデルです。

その他ウェッジ

最後は56°以下のウェッジになります。こちらはハイバンスを選択して問題ないと思います。

タイトリスト ボーケイデザインシリーズ

テイラーメイド ミルグラインドシリーズ

LBと同様テイラーメイドのウェッジです。SBがミドルバンスでHBがハイバンスとなっています。

キャロウェイ JAWSシリーズ

まとめ

いかがだったでしょうか。

ウェッジの構成を見直して、ケースに応じてバンスの使い方を考える。練習ではバンスの使い方を意識することで、僕はアプローチだけではなくショット全体が良くなりました。

そして欠課としてスコアも大幅にアップすることに成功しました。

もしアプローチが課題で取り組んでいるようであれば、是非参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

普段は都内のIT企業でエンジニアをしている週末ゴルファーです。
主に千葉県でゴルフをしています。

社会人になり本格的にゴルフに打ち込むようになり、30歳手前でベスト72を達成しました。更に上達できるよう様々な練習に取り組んでいます。

よりたくさんの人にゴルフを楽しんでもらえるように、これまでの経験を元に少しでも有益な情報を発信できればと思います。

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